小賀野勝芳
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　１．海外修学旅行の目的

　(1)　外国旅行の体験を通じて世界に対する関心と国際理解を深めさせる。

　(2)　広く国際的な視野に立ち、地球規模の発想ができる生徒を育成し、国際社会で信頼される人間を育てる。

　(3)　修学旅行を通じて、集団生活のきまりや集団の中での個人のあり方を考えさせる。また、海外における公衆道徳や健康、安全についても考えさせる。

　(4)　学校を離れ、海外において団体行動をすることにより、生徒相互の理解と友好を深め、より多面的かつ豊かな人間関係を育てる。

　(5)　適応性、柔軟性にすぐれている時期に異文化体験をすることにより、より豊かな感受性を育てる。

　２．訪問国

　マレーシア連邦及びシンガポール共和国

　３．マレーシア連邦及びシンガポール共和国を海外修学旅行地として選んだ理由

　(1)　治安や保健衛生面で安心である。

　(2)　平和な多民族国家であり、国際理解を深めるのに適切である。

　(3)　民族固有のアイデンティティ持ち、それが他民族の文化や伝統と共存できる国である。

　(4)　熱帯の豊かな自然の中で「自然との共生」が考えられている地域であり、環境教育学習の動機付けに適切である。

　(5)　急速に経済発展がなされているにも拘わらず、都市部においても緑豊かで清潔である（特にシンガポール）。

　(6)　アジア英語で意思の疎通が可能である。同じアジア人の話す英語は聞き易く、ブロークンな会話でもコミュニケーションが可能である。

　(7)　概して親日的であり、思いやりのある国民性である（マレーシアでは、マハティール首相が日本に学べという「ルックイースト」政策をとっている）。

　(8)　日本から比較的近い国である。日本からの飛行時間は、６～７時間である。

　４．期日

　平成Ｘ年９月Ｙ日～９月Ｚ日（４泊５日）

（現在、東京都の修学旅行は国内かつ９６時間以内という条件があるが、国外への修学旅行規制緩和及び１２０時間以内へと規制緩和がなされたと想定した。）

　５．費用

　１４万円以内

　６．宿泊施設

　ホテル及びホームステイ

　７．訪問地及び日程

第１日目　早朝　学校前集合、バスで成田空港へ、飛行機でクアラルンプールへ、

　　　　　夕刻　クアラルンプール着　バスでホテルへ、レストランにて民族舞踊鑑賞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（クアラルンプール泊）

第２日目　午前　ヒンズーの聖地バツーケーブ（ろうけつ染め工場見学）、シャーアラムのモスク（外観見学）

　　　　　午後　バスでマラッカへ移動、マラッカ歴史の街見学　 （マラッカ泊）

第３日目　午前　バスでジョホールバールへ

　　　　　午後　現地校訪問（両校生徒による交歓プログラム）、蘭園見学

　　　　　　　　出入国手続き、バスでシンガポールへ　　　　　 （シンガポール泊）

第４日目　午前　セントローサ島（戦争資料館、蝶・昆虫館、水族館）班別研修

　　　　　午後　市内班別研修　　　　　　　　　　　　　　　　　（シンガポール泊）

第５日目　早朝　バスでシンガポール空港へ、飛行機で成田空港へ

　　　　　夕刻　成田空港着、バスで学校へ、解散

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